月刊ホームステップ通信Vol.77-3

REFORMTOPICS
木裂品(家具、床)のキズ直し

クレヨン、水性絵の具、靴墨などを塗りこんで目立たなくすることができます。専用のキズ直しもであります。直したあとはワックスがけを。ものを落としてできたえぐれなどは、濡らした布を敷き上からアイロンをかけてやると多少は元に戻ります。

他にも工夫次第で補修はできますが、キズが小さいときや汚したときにすぐやるのがコツです。大きなものは思い切って改装してしまった方が労カも少なく済み、気分も一新できます。




暖房効果を高める方法
大掃除とは直接関係ありませんが、冬を快適に過ごすためにもついでに見直してみましょう。

建具のたてつけ
障子、襖等の開け開めがかたくなった場合
・サンドペーパーで削る
・ロウを塗る
・敷居テープを貼る
隙間ができる
・・・建具か柱のどちらかがゆがんでできている
・多少であれば木づちで叩く
・隙問テープで隙間風を防止
 *構造自体の大きなゆがみがある場合は、
    専門家に相談を。当社でも承ります。

 

腰房器具の手入れ・設置位置
きちんと手入れをしていないと暖房効果が下がるだけ でなく、エネルギーのむだ遣いにも。 ・エアコン、ファンヒーター
・・・・フィルターの清掃(2週間に1度程度)
・石油ストーブ、電気ストーブ
・・・・反射板の清掃
暖気は上の方にたまるのでエアコンは風向を下へ向けるようにする。また、 移動式の暖房器具はカーテンにかからないよう窓際に置くと、窓からの冷気 が暖められて暖気に変わる。

カーテンで断熱

冬場はカーテンを厚手に、できたら二重カーテンにします。大きさも通常のものより縦横に大きくし、窓をすっぼりおおうようにします。ドレープもたっぷりとるとよいでしょう。上部にカーテンボックスがあると、なお断熟効果が増します。




***無垢材と合板***
テレビなどでは住宅や建材の危険性について特集をやっていますが、これほど合板やクロスが多くなったのはわたしたちがあまりにも均一性を好むからではないでしょうか。
例えとしてはずれているかもしれませんが、スーパーに並んでいる見事にまっすぐなキュウリ。曲がっているからといって味が落ちるわけではないのですが、わたしたちは料理される前の野菜の形状にさえ見た目の美しさを求めます。
それと同じように建材、例えぱフロア材に関しても均一性を望みます。フロアの無垢材は、時として収縮します。このため、廊下に隙問があいたり、ひずみが出てごてごてした感じになったり、また、表面の色が微妙に違ったり節があったりします。わたしたちはこんな不具合を嫌います.この点、合板のフロア材は、製造段階で収縮度が少なくなるよう調整でき、見た目も比較的均一になります。このため、業者は金額が同じくらいなら合板の方を勧めます(あとからクレームがこないように)。
でも、わたしはいろいろな材質を見て決めるべきだと思います。不具合もあるかもしれませんが、それ以上に無垢材独特の風合いの良さがあります。実際に、工事をしていて、例えぱ、和風の玄開などにはあまりピカピカ光った合板フロアより無垢材を使った方が落ちつきがあって味がでました。材料もTPOを考えて今あるものだけがベストだと思わないで、わたしたちにご相談ください。ご希望に応じたいろいろな材料があると思います。
世間では化学物質を使ったものに関していろいろいわれていますが、わたしたちの意織も変えていかなければならない時期に来ているのではないでしょうか。