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機器を活用する
コンクリート造の気密性の高い家や集合住宅、昼間も家を締め切っている共働きの家庭などは湿気がこもりやすいので、除湿機をうまく活用。ただし、除湿機自体がカビだらけになることもあるので、手入れはまめにすることが必要。
家を守るためには床下の換気は必要不可欠。換気口だけで不十分な場合は、床下換気扇を設置して強制的に換気するのも手っとり早い方法。湿気を防ぐだけでなく、白蟻防止にもなる。また、床下を換気することで、室内の湿気も減少。
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湿気のこもらない環境づくり
カビが生えるのは、湿気がこもって風通しが悪く、むやみに暖かい環境があるからです。このような環境を改善するのが、一番のカビ予防です。
特に、ウレタンの床の畳に化学繊維のカーペットを敷くと、水分がたまり、カビやダニの発生の原因になるのでできるだけ避けましょう。
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カビは湿度70%以上で発生しやすくなります。30〜60%を目安に換気や除湿を行います。逆に、20%ほどになるとのどや気管支の粘膜が乾燥しやすくなります。
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水廻りの次に室内でカビが発生しやすいのが、風通しの悪い押入やたんすの後ろ。特に日当たりの悪い北側の部屋などは要注意。家具などは、壁にピッタリ付けないで10センチくらい隙間を作ります。押入は、すのこを敷き、天気のよい昼間などに昼間などに風を通すようにします。
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1カ所しか窓が開いてないと、窓の方までは風が通りません。空気の流れをスムーズにするためには、空気の出入り口ができるだけ対角線になるよう2カ所以上作りましょう。
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***室内環境***
最近、マスコミでも取り上げられているカビ、ダニ、化学物質等の害について、やっと中部圏でも建築、医療関係の人たちが一緒になってシンポジウムなどを行うようになってきました。
先日わたしも、名古屋と岐阜県住宅供給公社の、二つのシンポジウムに参加してきました。二つとも家の中のホルムアルデヒド、電磁波、カビ、ダニ、農薬などをテーマに取り上げたものでした。これらはどこにでもあり、排除して今の家を建てることの方が難しいといわれます。(床下には白蟻駆除のための薬を散布したり、畳床や畳表にはい草を作るときに農薬が散布されていたり、カーペットに比べればダニの繁殖が少ないフローリングにはホルムアルデヒドが含まれていたり、テレビや電子レンジからは電磁波が、と言い出せばきりがありません。)
しかし、ちょっとした工夫でこれらを少なくすることは可能です。夏の暑いときや冬の寒いときなど、冷暖房器具に頼りすぎて一日に一度も窓を開けず部屋の空気を入れ替えないのはとても危険です。ホルムアルデヒドもダニも出ていきません。今はやりの高断熱、高気密住宅では、まめな換気が必要です。窓を開けることが難しいなら、換気扇を付けっぱなしにするのも一つの方法です。
これによって空気の入れ替えができます。ちょっとしたことから始めると、快適な住宅になっていくと思います。
シンポジウムは、こんなアイデアや工夫の方法が直接聞ける機会でもあります。岐阜のシンポジウムの案内は、広報ぎふなどにも載っていたのですが、残念なことに参加者は建築に携わっている人がほとんどで、主婦の方は少数でした。もう少しこのような問題にも一般の人が考えてほしいと思いました。
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joho@homestep.com