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99.Nov.Vol 94

ホームステップ通信
当社では毎月20日にホームステップ通信を刊行しています。暮らしにまつわる 便利情報や高齢者のためのすまいづくりなど毎月盛りだくさんの話題をご提供して おります。発送ご希望の方はこちらまでメールください。


解体工事  〜Y邸解体、リサイクル〜
前回のその1では、解体の流れと不法投棄、そして今、求められているのは皆さんの理解と協力。ということについて書きました。今回は、実際に解体されたY邸の離れの様子を紹介していきます。

 解体の流れ 

Y邸解体の様子〜

 


1.
全体の解体前に、瓦を先に取ってしまいます。


2.
計画的に解体が行われていきます。


3.
燃えるもの(木材など)と、燃えないもの(雨樋など塩ビが使われ、燃やすとダイオキシンが発生するもの等)に分けて運搬。


4.
解体完了。

木造2階建て約122平米 14まで約1週間(機械解体)。
解体費、処分費合わせて、約140万円。
離れで出た廃材は11tトラックで・・・・

 

リサイクルの話し
●
壁が土壁であれば土と小舞(竹や縄で作った土壁の骨組み)だから処理は簡単。しかも一度土壁に使われ年月を経た土は、質のいい材料として重宝されることもあるそうです。
●
在来工法で建てられた築25年前後の家は手解体にせよ、機械解体にせよ.分別をきちんとすれば、7割がリサイクルできるといわれています。

●瓦はリサイクルの対象にはなりませんが、捨ててももともと土なので有害成分が放出される恐れがなく、安定型最終処分場に捨てることができます。
(*これは日本瓦にいえるだけで、最近の土で出来ていないコロニアルなど洋瓦石油を原料としているため、産業廃棄物になり簡単に捨てることはできません。)

中間処理でお金がかかるわけ


前回、ミンチ解体をして中間処埋へ持ち込むと手解体に比ベ、金額に大きな差が出ることを書きました。それは、家1軒分をミンチ解体して中間処理へ運び込むと、10人以上の人が選別や処理機操作に必要とされてくるからです。前号でも述べたように、解体・処分について理解していただき、リサイクルできるものはリサイクルしてコストダウンにつなげるようにしましょう。

 

joho@homestep.com