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K邸　和室→洋室改装工事

前号で和室のグレードアップ工事を取り上げましたが、和室が生活空間にそれほど必要でない場合は、思い切って洋室に改装し、合理的に暮らすのもいい方法です。今回は、居室、寝室として使っていた和室を洋室に改装した実例をご紹介します。

　改　装　前　

6年ほど前に、二世帯住宅として2階の洋間をおしやれなLDKに改装されました。
が、寝室は繊維壁の和室のままで、8帖の和室2間にそれぞれ4帖の和室が隣接していました。特に、床の間のある部屋の方は収納がなく、子どもも2人いるため物が多く、4帖間が物入れ状態でした。
床の間や床脇もムダな空間になっていました。

　改　装　後　

· 和室部分を全てフローリング仕上の洋間に

· 4帖間との仕切りを取り払い、一部廊下として設ける他は広々とした12帖の寝室、10帖の子供部屋として改装

· 床の間、床脇であった空間は、扉を設けて全て収納に

· 2間の間は壁にするプランもありましたが、開け放して広い空間として使うこともできるよう4枚引戸に

· 子供部屋と廊下との間仕切り壁も、風通しをよくするため窓を設ける

· 今後のことも考え、コンセント・クーラー専用コンセントの増設、電話配管の設置

寝室物入れ・押入

＜物入れ建具＞ · 隣の押入の天袋と同じ高さの4枚フラッシュ戸に 　…タンスなど大きな家具がそのまま収納できる高さに · 淡いグレーで落ち着いた感じに · 折戸の扉というプランもあったが、家具も収納するため、折りたたんだ部分と家具の扉や引出しが重なると出し入れしにくいため融通のきく引戸に · 家具の出し入れも考えて、敷居部分は段差のないフラットに ＜押入建具＞ · 天袋を設けて収納しやすく

廊下

· 今まで物が置いてある4帖間を通って寝室へ出入りしていたが、廊下を設けたため直接寝室へ行けるようになった

· 窓は外壁側と子供部屋側が同じ位置に設けてあるので、開けれぱ風がよく通る

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