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 収 納 


 贈答の習慣、家庭用電化製品の普友もあって、生活にそれほど必要のないものまで持ち込まれる今、物の整理、収納場所の計画が不可欠となっています。家族構成やライフスタイルの違いなどからそれぞれに合った、しかも将来を見越した収納計画が必要ではないでしょうか。

 

 収納計画のポイント 

 

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使う物は、使うところに収納するのが基本です。
(衣類と寝室、食器と台所、本と書斎・・・など分散して管理、収納)

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収納はよく使う物と、あまり使わない物と分けて考えます。
(使用頻度の低い物は、納戸、倉庫に集中して管理)

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物には、それぞれふさわしい収納の形があります。

収納はスペースを設ければよいという問題ではなく、すべてを隠し見た目もシンプルにしたい人、外に出しておいた方がよい人など、個人の好み、習性によります。家族間によっても一様ではありません。*前回紹介したK邸の収納は、壁に作られた中を見せない収納です。

 

 

 

 

 収納のいろいろ 

 

·  平面計画 「コの宇」空間をつくりましょう。


これまでの収納例
壁際の物によって、人の動線が妨げられる。


「コの字」空間の列
壁際の「コの宇」の空間に物が収納され、人の動線を妨げない。

·  奥行き計画 奥行きは収納によって違います。


奥行きが広すぎる収納列
奥行きが900mmの収納スペースを確保しても、手前に物が置かれ、奥の物が取りにくくなる。


適度な奥行きの収納列
同じスペースでも奥行き450mmの収納スペースに分けると、物が取りやすく使いやすい。

 

·  立面計画 最適な収納のカタチを選びましょう。


立面設計に配慮していない列

·  ムダな空間が多く収納効率が悪い。

·  使いやすい高さにカウンターがない。

·  すき間が多いため、ほこりがたまりやすく、掃除がしにくい。

·  収納家具の手前に物を置くことが多く邪魔になる。


立面計画に配膚した収納列

·  壁面を有効に活用しており、収納効率がよい。

·  よく使う物の使いやすい高さを考え、カウンターが設置されている。

·  中途半端な隙間がなく、ほこりがたまらない。

·  床に置かれていた物がカウンターの下にすっきりと収まり、邪魔にならない。

*収納の仕方(たたむ、重ねる、立てる、まるめる)を考えて、収納スペースの高さ、奥行き、扉の形式、引出しの形状、寸法を決め、さらに、収納行為に必要な動作空間の確保も、忘れずに行ってください。

 

joho@homestep.com